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STORY

Episode

#02

静岡県 沼津市編

PROFILE

株式会社パンクチュアル
行政アライアンス事業部(ふるさと納税事業部)
須永 野乃
2022年4月入社

ふるさと納税の可能性を
大学時代に体験。
強い思いで地方創生をめざす。

静岡県沼津市は伊豆半島のつけ根にあり、富士山と駿河湾の絶景が美しい港町。
水産業が盛んで、観光でも人気な沼津漁港にはさまざまな魚介が水揚げされます。
パンクチュアルにとってこの沼津市は、ふるさと納税事業を全国各地に展開させるきっかけとなった町。
沼津営業所に新卒入社で配属された須永野乃は、東京の大学を卒業後、
町の新しい魅力を掘り起こしてきました。

この地域で戦う
事業者さんたち!

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鶴見製紙 沼津工場 営業本部課長 星光 亮さん

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People 02

「古安 精肉部門」の飯田 雅さん

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求人サイトで「ふるさと納税」と検索。
本当にやりたい仕事と出会った。

須永が進学した東京の大学が山梨県富士川町と提携し、ふるさと納税の支援活動に取り組んでいました。
須永もその活動に加わり、「富士川町の魅力や特産品を全国で広めるために、学生でありながらふるさと納税返礼品を企画していました」。
そうして企画したのが、富士川町の特産物を組み合わせた新しいタイプのふるさと納税の返礼品。コロナ禍の最中で外出が困難であったため、自宅で富士川町を感じられるような返礼品を考えたそうです。

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その後もフィールドワークで町の魅力を探していくうちに、「人口が多くない町でも、こんなに魅力があるんだ! と驚きました。そしてふるさと納税という地域活性化の可能性、おもしろい制度にも。学生時代にすごい経験ができました」と言います。
その後、就活シーズンになり、さまざまな会社を訪問しましたが、熱い気持ちになれなかったそうです。

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そんなある日、須永はWantedly(ウォンテッドリー)という求人サイトで「ふるさと納税」と検索。するとパンクチュアルの企業紹介ページが表示され、「まさか、ふるさと納税支援に特化し、本物の地方創生を掲げる会社が存在していることに驚きました。すぐにエントリーして面接を受けさせていただきました」。そうして内定を獲得し、新卒入社し、沼津営業所に配属となりました。

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リサイクル製紙会社のふるさと納税が
沼津市の財政を支えるほどに成長。

静岡県は富士市を中心に古くから製紙業も盛んで、沼津市には鶴見製紙沼津工場があります。鶴見製紙は「循環型社会の創造と地域環境の保全に貢献」を理念に掲げ、印刷物やオフィスから出るコピー紙などを原料とした再生紙100%のトイレットペーパーを製造。再生紙とは思えない上質なトイレットペーパーを通して、自然と人がともに生きる社会の実現をめざしている会社です。鶴見製紙は沼津市の返礼品事業者として出品していました。

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パンクチュアルが沼津市のふるさと納税の業務委託事業者になったのは2021年7月。鶴見製紙でふるさと納税事業を担当する営業本部課長、星光亮さんは当時を振り返ります。
「パンクチュアルさんがふるさと納税を支援してくれる前は、返礼品の注文は1ヶ月で多くて100個程度でした。それまでの業務委託事業者さんは熱心でなく、私たちに任せきりで。それがパンクチュアルさんに代わってから大きく変わりました」。



須永は担当として鶴見製紙と頻繁に打合せをしたり、データを分析して、さまざまな提案をしました。鶴見製紙側からも須永に新商品の相談をするようになり、二人三脚でふるさと納税に力を入れていきました。
すると次第に注文が増えはじめ、1年後には注文が前年対比で約1600%もアップ! なんと沼津市のふるさと納税寄付金額1位を占める返礼品となりました。

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しかし、今度は次の課題に直面します。沼津工場が製造できる量よりも注文が入るようになったのです。
そこで須永は返礼品の注文を増やすマーケティングの仕事だけでなく、製造・配送の会議にも参加するようになりました。それまでの注文データをもとに、時期に合わせた予測数量を出したりして、できるだけ予約待ちが長くならないような生産ラインにも役立つ提案をしています。
須永は言います。「鶴見製紙さまから『まさかトイレットペーパーがこんなにふるさと納税で注文が入るとは思わなかったです』という喜びの声を聞けて、やはりこの仕事を選んで良かったなあと思います。これからも一緒に地元貢献をしていきたいですね」。

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ふるさと納税の大激戦、肉の返礼品に
老舗の精肉店が挑むまで

須永は沼津市を駆け巡り、ふるさと納税の返礼品事業者を開拓しています。その中の一つが株式会社古安。1Fは精肉販売、2Fはステーキ・洋食レストラン、3Fはすき焼き・しゃぶしゃぶを営んでおり、「本物の肉が楽しめる」にこだわった明治元年創業の老舗です。


ふるさと納税は「肉」が人気ジャンルですが、その分、全国各地に競合がいます。同じ寄付金額であれば、少しでも肉の量が多い方に人気が集まります。須永はそうしたデータをもとに古安の飯田雅さんと返礼品の打合せをスタート。すると「老舗のブランドを守りたいので、量を増やすためとはいえ、肉の質は落としたくないという思いをお聞きしました」。そのため、どれだけの量を増やせるのか、同時にブランドを守りながら、ギリギリのラインを打合せながら商品化していったそうです。

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そのうち古安の飯田さんもふるさと納税に力を入れはじめ、ふるさと納税向けの新商品を、須永に相談するようになりました。
飯田さんは言います。「沼津市は魚介のイメージが強いですが、その他の地場の魅力も伝えたいと思うようになりました」。そうして生まれたのが、沼津市の特産品である『西浦ミカン寿太郎』の果汁を使った豚肉の商品です。糖度の高さ、酸味と甘みのバランス、濃厚な風味が特徴で、ジューシーな豚肉との相性のいい人気の返礼品となりました。


飯田さんは「須永さんとは、お互いにアイデアや意見を出し合ったり、とてもいい打合せができる関係です。ふるさと納税のおかげで、沼津市に『古安』というこだわりの店が古くからあることを知ってくださる人が全国に増えました。今後も少しでも、『古安』という店のこと、沼津市の魅力を広めていきたいですね」。

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最後に、須永に目標を聞きました。「地元は田舎だから何もないんだよね、という声を聞くとさみしく感じます。そうした声ではなく、『何もないと思っていたけれど、実はこんなに魅力的なものがあったんだね!』という声であふれるようなきっかけを、ふるさと納税事業によって実現させたいです」。

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ONE DAY'S WORK

8:20

出社

8:30

■朝礼
■事業者様からのメールの確認
■サイトに掲載するページの作成・ブラッシュアップ

13:00

■取り引きのあるふるさと納税事業者や市役所へ訪問し、新規返礼品の提案や寄附額増加のための打ち合わせ
■各種打ち合わせのための資料作成
■各種会議への参加

18:00

退社

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