山口県 下関市 編

STORY

Episode

#01

山口県 下関市 編

PROFILE

株式会社パンクチュアル
行政アライアンス事業部(ふるさと納税事業部)
金田野乃花
2022 年 4 月入社

本当の地方創生とは何だろう。
学生時代に気づいた
地域課題への答えを求めて。

山口県下関市は、本州最西端にある港湾都市。
「フグの本場」として知られ、多くの海産物に恵まれています。
パンクチュアルが下関市のふるさと納税の業務全般を委託されて運営することになったのが 2022 年のこと。
同年 4 月に新卒入社したばかりの金田野乃花は下関営業所の配属となり、4 月末には下関に移住。
下関全域を駆け巡りながら、1 年で大きく成長したようです。

この地域で戦う
事業者さんたち!

People 01

「寺畑農園」農家の川野昭さん

「寺畑農園」農家の川野昭さん
「寺畑農園」農家の川野昭さん
「寺畑農園」農家の川野昭さん

People 02

手作りクレープ専門店「Piece」店主の佐々木奈緒子さん

手作りクレープ専門店「Piece」店主の佐々木奈緒子さん
手作りクレープ専門店「Piece」店主の佐々木奈緒子さん
手作りクレープ専門店「Piece」店主の佐々木奈緒子さん

大学時代、地域課題のために活動。
充実感とともに無力さを感じた。

岡山県出身の金田は高知大学で学生時代を過ごし、地域の課題解決を目的とした活動に取り組んでいました。
その活動を通して、金田は「もっと地域に役立ちたい」と思うようになったそう。
「私が活動した地域は人口が少なく、目立った施設や観光地もありませんでした。けれど、興味深い歴史や温かい人たちがつむいできた魅力的な地域でした」。

大学時代、地域課題のために活動。
充実感とともに無力さを感じた。

この地域活動は十分に誇りが持てるものでした。
しかし、大きな課題に気づいたと言います。
「活動を通して地域活性に役立ちはしましたが、『地方創生』に大きくつなげられた実感はなく、どこか内輪事で満足して終わったような寂しさがありました。
そこに経済性が欠如してしまうと、結局のところは大好きな地域もいつかは姿を消してしまう。そんな不安を感じました」。

大学時代、地域課題のために活動。
充実感とともに無力さを感じた。

就活シーズンに入り、出会ったのが創業したばかりのパンクチュアル。
『世界と戦える地域を創る』をミッションに掲げ、地方創生に本気で挑む姿に「大きな感銘を受けました」と言います。
「社風や事業内容も楽しくおもしろそうでした。そして何より、私の目指したい地方創生が実現できるかもしれない」と入社を決めました。

大学時代、地域課題のために活動。
充実感とともに無力さを感じた。

下関はフグだけではなかった!
新しい魅力を掘り起して全国へ。

金田は下関営業所のふるさと納税事業部に配属。
ふるさと納税ポータルサイトに出品する返礼品の開発から商品撮影やデザイン、商品ページの制作、受注前後のフォローなど、ふるさと納税に関する業務をほぼすべて担っています。


金田が特に力を入れたのが、新たな返礼品の協力事業者を開拓すること。地域を駆け巡り、さまざまな人たちと出会ったと言います。

下関はフグだけではなかった!
新しい魅力を掘り起して全国へ。

「これまで、下関の返礼品といえばフグを中心とした海産物が大半でした。しかし、地域を巡るとフグ以外にも多くの魅力があり、その中の一つが、自然豊かな下関市豊北町の寺畑農園で作られるナシでした」。
金田は寺畑農園に出向いて、ふるさと納税の返礼品事業者として商品を出品することを提案しました。


寺畑農園の川野昭さんは当時を振り返ります。


「ふるさと納税は取り組んだことがありますが、売上はゼロ。正直、寂しかったですよね。でも、金田さんが来られて、『一緒にがんばりませんか』という熱心さに押され、今度は本気でやってみよう。そんな気持ちにさせてくれました」。

下関はフグだけではなかった!
新しい魅力を掘り起して全国へ。
下関はフグだけではなかった!
新しい魅力を掘り起して全国へ。

こうして金田は寺畑農園のナシを紹介する商品ページを制作し、出品をスタート。
購入者のレビューやデータをもとに商品ページをブラッシュアップしていくと、次々と注文が殺到。下関の返礼品の中で、フグの次に売れる返礼品に育ちました。
寺畑農園の川野さんは「下関と言えばフグが有名ですが、実は、下関はナシもおいしいことを全国各地の人たちに知ってもらえたのが何よりもうれしいです」と喜んでいます。

下関はフグだけではなかった!
新しい魅力を掘り起して全国へ。

たとえ小さな店でも戦えるはず。
どんな地域も活性化させるために。

「最初、声をかけられたときは詐欺かと思いました(笑)」と話すのは、下関の住宅街にある小さな手作りクレープ専門店「Piece」店主の佐々木奈緒子さん。
「クレープは誠意をもって 1 個ずつ丁寧に手作りをしています。味に自信がありましたが小さな店なので、ふるさと納税の返礼品事業者になるなんて、考えたこともありませんでした」。
そんな Piece の佐々木さんに、「金田さんはとても熱意をもって提案してくれました。下関を経済的にも活性化させたいという熱意とともに」。


こうしてPieceはふるさと納税に挑戦。


2022 年 11 月に商品ページが公開されるとすぐに注文が入りはじめ、1 日 200 件の問い合わせが殺到。
1 ヶ月で2万個が 売れたそう。

たとえ小さな店でも戦えるはず。
どんな地域も活性化させるために。
たとえ小さな店でも戦えるはず。
どんな地域も活性化させるために。

これを機に、Piece の佐々木さんはさらに商品開発に意欲的になったと言います。
「金田さんが知らせてくれる購入者からのレビューが、商品改善や新商品開発にとても役立っています。これからももっと喜ばれるものを作っていきたいですね」
担当する金田は、そんな前向きな事業者の姿に喜びを感じています。
「理想は、事業者さんがふるさと納税事業を通して、より魅力的な商品開発を行われたり、より多くのファンの獲得につなげてもらうことです。Piece の佐々木さんがさらにより良くしようとする姿を見ると『ここまでがんばって良かった』と心からうれしくなります」。

たとえ小さな店でも戦えるはず。
どんな地域も活性化させるために。

下関を駆け巡ってきた金田は下関営業所を離れます。
パンクチュアルが新しく業務委託を依頼された他県の町に転勤するためです。
金田はどんな地域であっても 活性化させるノウハウを身につけることが目標だそう。
「下関ではふるさと納税を通して、もともとこの地域が持っていた稼ぐポテンシャルを引き出し、微力です が力になることができました。私の夢はたとえどんな地域であろうとも、地域を活性化できるノウハウを身につけること。そして世界と戦える地域を日本各地で 実現していくことです」。

たとえ小さな店でも戦えるはず。
どんな地域も活性化させるために。
1日の主な仕事の流れ

ONE DAY'S WORK

8:15

出社

8:30

■ 問い合わせメールの確認
■ ふるさと納税の各サイトを確認し、出荷依頼を事業者に案内
■ サイトに掲載する画像作成・新規出品などページ作成など

13:00

■ 取引のあるふるさと納税事業者に訪問し、商品の打合せ
■ 事業者の新規開拓で訪問。ふるさと納税の説明など
■ 訪問先からの帰路は道の駅などに立ち寄り、新たな事業者開拓に向けた調査
■ 週末は地域のイベントに参加することも

18:00頃

退社

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